急性膵炎・慢性膵炎・膵膿胞
急性膵炎
急性膵炎は、膵液の消化酵素が膵臓と周辺臓器を消化して炎症を起こすものである。
| 原因 Cause |
原因は暴飲暴食で、胆石、アルコールの過剰摂取が原因となることが多い。 |
|---|---|
| 症状\ Symptoms |
腹部、背中の痛み・吐き気・嘔吐 重症になると、ショック状態となり、呼吸困難、心不全等で生命の危険がある。 |
| 治療 Treatment |
絶食をして、薬物療法や補液を行う。開腹手術を要する場合もある。 |
急性膵炎の食事療法
急性膵炎は、腹と背に痛みがある
食事のポイント
- ●急性期には絶食する
- 絶食、水も絶ち、膵臓を休める。
- ●脂肪を制限する
- 肉、魚をはじめ、植物油もとらない。
- ●タンパク質を制限する
- 急性期には1日10グラム以下にし、回復後に50グラム程度に戻す。
- ●ビタミンC、E、ミネラルをとる
- 肝臓機能の回復をする。
慢性膵炎
慢性膵炎は、急性膵炎の繰り返しで、膵臓が繊維化して硬くなるものである。
| 原因 Cause |
主な原因はアルコールである。アルコール性膵炎は膵石を形成し、病気を進行させる。進行によって糖尿病になることもある。 |
|---|---|
| 症状\ Symptoms |
腹痛・食欲不振・嘔吐・黄疸・下痢 |
| 治療 Treatment |
薬物療法を行い安静にする。手術をする場合もある。 |
慢性膵炎の食事療法
慢性膵炎では、食欲不振、嘔吐、黄疸が出る。
食事のポイント
- ●高タンパク、低脂肪の食事にする
- 脂肪の少ない良性タンパク質で膵臓機能を回復し、脂肪制限で急性膵炎発作を防止する。
- ●ビタミン、ミネラルを摂取する
- 膵臓機能回復に有効である。
- ●酒、香辛料はとらない
- 腹痛の原因となるので、とらない。
膵膿胞
膵膿胞は、膵臓に瘤状の液体の入った袋ができるものである。
| 原因 Cause |
外傷や急性膵炎を原因とする場合が多い。腫瘍や先天性のものもある。 |
|---|---|
| 症状\ Symptoms |
腹部に瘤状のしこり・腹痛・嘔吐・体重減少・吐血・発熱・黄疸 |
| 治療 Treatment |
外傷や急性膵炎が原因の場合は、膵炎と同様の内科的治療をする。腫瘍の場合や合併症が起きた場合は、手術をする。 |


